ことばの教室は恥ずかしい?小学一年生で通級して感じたメリット5選

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ことばの教室は恥ずかしい?小学一年生で通級して感じたメリット5選

ことばの教室に行くのって恥ずかしいことなの?

その子によって感じ方が違うよね!

結構、恥ずかしがる子もいるみたいだよ。

我が家の長男は年長さんの頃、構音障害により療育を受け始めました。

そのまま小学一年生からはことばの教室に通うことに…

今日は、長男がことばの教室に通級した体験談をお話をしていきます。

この記事を読むとわかること

  • ことばの教室を恥ずかしいと思う理由
  • 小学一年生でことばの教室に通級して感じたメリット
  • ことばの教室を勧められた経緯(我が家の事例)
  • 言葉の教室ではどんな訓練をするのか

少しでもみなさまの参考になると幸いです。

ことばの教室は恥ずかしい?

両手で顔を隠している男の子の写真

結論から言うと、その子によって感じ方は違うと思っています。

我が家の長男は恥ずかしがることはありませんでした。

理由としては年長さん(5歳)から療育を受けていたので、小学一年生から始まったことばの教室も延長だと思えたていたからです。

そして、「恥ずかしい」と感じる前に通い出したことが良かったのかもしれません。

よく「ことばの教室は恥ずかしい」という声を聞くことがあります。

ではなぜ、恥ずかしいのでしょうか。

授業を抜けて行かなければならない

決まった時間までに通級教室に行くので、通常の授業を途中で抜けないといけないよ。

長男の通う学校にはことばの教室が併設されていない為、週1回他校へ通級していました。

通級教室の授業に間に合うように親がお迎えに行きます。

車で10分ほどの場所にある小学校へ移動していたよ!

この時に、途中で授業を抜けることに恥ずかしさを感じる子がいます。

ここでもしからかわれたりすると、どんどん恥ずかしくなり通級に行きたくないという事態に。

恥ずかしい、嫌な時の対処法は?

授業を抜けるのが嫌な時の対処法

  • 通級の先生に、時間を変更できないか相談してみる(放課後など)
  • 担任の先生に相談し、フォローをしてもらう

長男の場合は、授業を抜けなくてはいけない時間帯であった為、最初は心配でした。

ですが、実際通級が始まって授業を抜けても全く問題なし!

むしろ、「みんなバイバ~イ」と楽しそうに挨拶をして、クラスの子に見送られていました。笑

長男が通っていた通級教室は早朝の授業(8:30~)もあったよ!

通級教室の都合や親の送迎もあるから、スケジュール決めは難しいよね…

子どもの意見にできるだけ寄り添い、決めていきたいね!

もしお子さんから「恥ずかしい、行きたくない」と言った声があればすぐに対処法を考えてみてください。

我が子が不安を抱えていると、親としてとっても心配ですよね。

授業を抜けることに恥ずかしさや不安があるのであれば担任の先生に相談することで払拭されるかもしれません。

それでも解決しない場合は、通級教室を辞める選択肢もあって良いと思います。

そんな時は地域の相談窓口で確認してみるのも良いと思います。

親の前向きな対応が大切

「ことばの教室は楽しいよ♪」と前向きに伝えることで、子どもの気持ちをプラスに働かせることはとっても大切です。

私は正直、

ことばの教室に通わなくても自然に治ると思うんだけどなぁ…

と思っていました。

ですが、療育や通級を決る時に「通った先にどんな未来が待っているか」を想像してみたのです。

  • 療育、通級を受けることで早く改善するかも
  • 小学校低学年までには卒業できて、発音が治っているかも
  • 友達にかわかわれなくて済むかも

この様に長男の未来を考えると、ことばの教室に通うことはメリットしかなかったのです。

親が一緒にマイナスの感情になってしまうと、子どももさらにマイナスに…

「今は恥ずかしいかもしれないけど、乗り越えたら明るい未来が待っている」ことを伝えてみることも良いと思います。

小学一年生で通級して感じたメリット5選

絵本がハートになっている&林檎の写真

小学一年生の4月から他校のことばの教室に通級した長男。

そして9月いっぱいで通級教室を卒業しました。

通級期間は半年間で、早い卒業だったみたい!

それではこの半年間で感じたメリットを5つご紹介していきます。

ことばの発音が改善された

正しく発音できるようになり、自信を持つことが出来た。

ことばの教室に半年間通って感じた一番のメリットは、紛れもなくこちらです!

年長さんから療育を受け、ことばの教室を経た現在、発音がしっかりと改善されたのです。

毎日会話をしていても、全く気にならなくなったよ!

正直すごい進歩を感じています。

長男の発音について、

  • 年長さんの頃(5歳)に「まだ赤ちゃん言葉が残っているなぁ」と感じていた
  • サ行が「しゃししゅしぇしょ」
  • 「レゴ」→「レド」、「ゴリラ」→「ドリラ」など、明らかな言い間違えがあった

これらが、半年通って全て改善されたのです。

指導員の先生からは毎回、「〇〇君は覚えるのが早いね!」と褒めてもらっていたので、それも効果に繋がったと思っています!

ここで、半年間で改善された理由を考察してみました。

改善された理由を考察

  • ことばの教室が好きだった
  • 訓練を楽しんでいた
  • 自宅でも練習をしていた
  • マンツーマンの指導が良かった

第一には「ことばの教室が好き」という根本が大きいのではないかと思います。

週1回通級することが楽しみで、帰宅後も練習をする姿がありました。

その結果、ぐんぐんと成長していったのではないかと感じています。

友達に発音の指摘をされない

小学2年生になった長男ですが、現在は発音の指摘を受けることがありません。

幼稚園の時に同じクラスのお友達に「話し方が赤ちゃんみたい」と言われた長男。

その頃はすでに療育に通い始め、訓練を受けていた時期でした。

なので、発音が上手くできていないことも自覚していたのです。

先生が聞いていた限りでは何度かお友達に指摘を受けていたとのこと……

長男は私に直接言ってはきませんでしたが、きっと悲しい想いをしていたはず…

私は「そのうち発音なんて治るはず」と考えていましたが、その時考え方が一変したのです。

早く治してあげたい!!

正直、お友達からの指摘がなかったら積極的に療育やことばの教室を利用することはなかったかもしれません。

もし、ことばのことでお友達から指摘を受けている場合には、我が家の一例を思い出して参考にして頂ければと思います。

先生と一対一なので集中できる

マンツーマンの指導が受けれるので、集中した環境で学べた。

長男は週1回、決まった曜日の決まった時間にことばの教室に通いました。

長男を担当してくれた先生は言語聴覚士の資格を持ってはいませんでしたが、実践的でわかりやすい指導をしてくれました。

集中力が続かない長男ですが、マンツーマン指導のおかげで集中して学べていたようです。

授業の時間はどれくらいだったの?

うちの教室は1時間だったよ!

マンツーマン指導の良いところ

  • 気が反れずに集中できる
  • 手厚い指導が受けられる
  • 先生に馴染みやすい

我が子は先生を独り占めし、とっても懐いていました♪

大勢が苦手だったり、先生になかなか質問が出来ない子だとマンツーマン指導が良いかもしれません

教室の窓はマジックミラーになっていて、こっそり廊下から見学することが出来たよ♪

真剣に授業を受けている姿を見ると、成長を感じました。

勉強後は遊びも取り入れメリハリ

学習時間(1時間)の中で、最後の15分程度好きなおもちゃで遊ぶことが出来ます。

おもちゃがたくさん用意されていて、目をキラキラさせて選んでいました。

長男はおもちゃで遊ぶことを楽しみに勉強を頑張っていたと言っても過言ではないかもしれません!笑

同じ時間帯で授業を受けているお友達と遊ぶことも出来ます。

通級教室では他の子と関わる時間が殆どないですが、最後の遊びの時間で急接近!

サッカーやトランポリンなどをして遊んでいたこともあったよ♪

遊ぶ時間を作ることで子どもたちの集中力も持続できているのかもしれませんね。

早めに通うことで子どもの負担が減る

出来るだけ早めに通うことで、改善が早まる可能性があると実感した。

長男の場合は「構音障害」で、うまく発音できない言葉がありました。

年長さんから訓練をすることで、少しづつ治っていくのを実感しました。

ではなぜ、早めに通った方が良いかと思ったか…

  • 成長するにつれて、恥ずかしい想いが出てくる
  • 恥ずかしい想いが出てくると、行きたくなくなる
  • だんだん周りに言葉を指摘されやすくなる
  • コンプレックスになっていく

少しでも若いうちに通わせることで、防げる問題もあるかと思います。

もちろん通う通わないはご家庭の考え方があるので、正解はありません。

ことばの教室を勧められた経緯

後ろ向きの子どもたちの写真

結論からお伝えすると、幼稚園の先生から勧められました。

先にもお話していますが、私自身、長男の発音について「そのうち治る」と思っていたタイプです。

そんな考えが一変して変わった経緯をお話していきます。

幼稚園の個別面談にて

長男が年中さんの頃、幼稚園の担任よりお話がありました。

ことばの発音で気になる時があります。市の相談窓口に相談してみても良いかもしれませんね。

その時は、「やっぱりか~」と思いました。

私自身も気にはなっていたのですが、まだ年中だしそのうち治るだろうと考えていたのです。

先生から言われたこと

  • 早めに訓練することで、小学校で本人が困らなくなる
  • 友達からからかわれることが増える場合もある
  • しゃべることが嫌になってしまう場合がある

保育の現場でたくさんの子どもたちを見ている先生の言葉は、私の中にすんなりと入ってきました。

先生の子どもも同じように療育やことばの教室に通ったことを教えてくれました。

私はなぜか泣きそうに……

きっと私の中ではしっかりと悩んでいたんだなぁと気づいたのです。

そこですぐに市の相談窓口に連絡をし、療育をスタートさせたのです。

療育は予約がいっぱいで1年待ちの状態でした。

しかし、キャンセルが出たと連絡をいただき、年長になった5月から訓練を受けることができたのです。

同じように悩んでいるお母さんやお父さんはたくさん居ると思う!

自分で抱え込まないで、周りに相談をしてみて!

絶対に良い方向に進めるよ!

何よりも子どもにとって一番の選択をしてあげたいよね。

ことばの教室での訓練内容

宿題の写真
  • 絵本の音読
  • 口腔周囲の運動
  • 誤り音の練習
  • 字の書きとり
  • 早口言葉
  • 風船膨らまし

こちら一部を抜粋していますが、長男の苦手な部分を中心に訓練を進めてくれました

努力を重ねた結果、発音の誤りは大きく改善。

ことばの教室で練習した口の体操や発音練習を家でも練習したことで、早期の発音改善に繋がったと感じています。

個々に合わせた訓練を実施してしてもらえることは、最大のメリットではないでしょうか?

まとめ

最後にこの記事をまとめていきます。

  • ことばの教室は恥ずかしくない
  • ことばの教室に早めに通うことで早期改善が見込まれる
  • 早めに治すことで、本人の負担も軽減される

ことばの教室に通ったことで、親子ともども学んだことも大きいです。

我が家の一例が、誰かのお役に立てると幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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